
2008.5.4
NPO法人釣り文化協会では、「釣り人と市民による大阪湾水質調査」として、大阪湾の水質調査を実施します。モニターの方々の協力を得て、水質の変化や護岸の状況、青潮の発生状況などを把握し、大阪湾再生に向けた資料にしたいと考えております。ご協力をお願い申し上げます。
NPO法人 釣り文化協会 代表 來田仁成
1.調査実施にあたって
(1)モニターの種類
A、B、Cの3つのタイプの調査があります。
<A 定点調査グループ>
定点調査員として水質調査キットを使用して通年調査を行なって頂く調査員です。
<B 任意点調査グループ>
釣りに行った時などに水質調査キットを使用して調査を行なって頂く調査員です。調査地点については大阪湾岸なら自由です。
<C 目視調査グループ>
水質の詳しい調査ではなく、目で見て分かる範囲の調査を行なって頂く調査員です。
(2)注意事項
@港湾施設などでは、保安上立入りが禁じられている場所があるので、こうした場所での調査は避けるようにして下さい。
A暴風、波浪、高波などの注意報や警報が出ている場合は調査しないでください。
B調査実施時には調査員証を携帯してください。
C各調査とも多くの方に調査に携わって頂きたいと考えておりますので、できましたら複数人数での調査をお願いします。
D釣り禁止の場所では竿を出さないでください。(調査をすることは可能です)
Eモニタリングは原則として1時間以内で実施してください。(水温や比重等が変わってしまうため)
F調査結果については順次ホームページで発信していきますので、ご確認ください。
G事故など何か問題が生じた場合は必ず連絡してください。
2.調査の手順について
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@釣り文化協会ののHPにアクセスして報告フォームに入力して送信する。
http://www.turibunka.or.jp/tinu_kankyo/monita/form20.htm
※なお、この場合は写真の添付ができません。写真を送ってくださる場合は、
turibu_npo@turibunka.or.jp までお願いします。
A指定の調査票に書き込みFAXで送信する。
NPO法人 釣り文化協会 來田 FAX:06-6729-9457
3.調査道具について
〈釣り文化協会からお渡しするもの〉
@
調査員証 1枚
A 色見本&海辺の生き物(ラミネート)1枚
B pHパックテスト×2パック(10本)
C DO計×1箱(10本)
D 温度計×1個
E 透明度計×1個
F 塩分濃度計(ウキ)×1個
G 採水器×1個(ロープ付き)
H 調査票(10枚)
I モニタリング調査の手引きなど書類一式
〈モニター各自で用意していただくもの〉
@透明度計測用のライン(1mマーキングのPEラインが望ましい)
A水面の水を採水するバケツ(折りたたみバケツで結構です)
Bおもり(採水器用:160号以上、石ころでも代用可)
C塩分濃度測定用の容器(長ウキ用の筒などで作成してください)
D方位磁石(風向きなどの測定用に)
〈釣り文化協会からお渡しするもの〉
@調査員証(ラミネート)×1個
A水色見本&海辺の生き物(ラミネート)×1枚
B調査票
4.水質調査キットの使い方
水色見本を直接海に向けて、もっとも近いと思う色番号を記入してください。
日光の影響で判断しにくいこともありますが、水色見本の角度を変えて何度か見るなどして、判断してください。
透明感がある場合や複数の色が見える場合(青潮が発生時に一部だけ白っぽく見えるなど)はその様子を具体的に記入してください。
海の色によってプランクトンの発生状況や青潮の発生状況が分かります。褐色系であれば赤潮状態、緑色系または灰色系であれば青潮が発生している可能性が考えられます。
※今年度からの海の色カラーチャートは、
昨年度までとは番号が異なっていますのでご注意ください
色見本番号変更表(20年度番号(19年度番号))
1(18)/2(32)/3(35)/4(24)/5(39)/6(35)/7(17)/8(33)/9(34)/10(23)/11(31)/12(57)/13(49)/14(25)/15(58)/16(37)/17(38)/18(48)/19(56)/20(59)/21(46)/22(55)/23(60)/24(45)/25(53)/26(43)/27(44)/28(54)/29(4)/30(1)/31(47)/32(8)/33(13)/34(11)/35(5)/36(9)/37(12)/38(10)/39(3)/40(7)/41(5)/42(16)/43(2)/44(20)/45(14)/46(19)/47(52)/48(21)/49(15)/50(22)/51(30)/52(42)/53(29)/54(40)/55(50)/56(41)/57(51)/58(28)/59(26)/60(27)
水面(表層)の水は、折りたたみバケツを利用してください。また、海底(底層)の水は採水器を使用してください。なお、水をくんでから時間がたつと、水温や比重が変わってしまうため、まず、水面の水をくみ、この水で調査する項目(水温、比重)を全て終了してから、海底の水をくむようにしてください。
海底の水をくむときは、同時に水深を測定してください。採水器用のロープに1mごとに目盛りを付けるなどして、0.5m単位で水深を測ってください。(なお、ロープはとっくり結びでは解けることがありますので接着剤で固定してください。)

水温は水面の水、海底の両方を測ってください。水面の水は折りたたみバケツ、海底の水は採水器でくみ、水温計を浸して測定してください。
水温を測る時は、温度計の下部を水につけたまま、水温計を傾け、視線と水温計が直角になるようにして、水面、海底とも0.1℃単位で測定してください。
※ガラス製ですので割れないように注意してください。
水面、海底ともに測定します。ウキ入れ用の筒などを活用して、水を汲んで測定してください。
塩分濃度計は0‰(パーミル)〜40‰程度まで測れるように目盛をつけていますが、水温等によってゼロ位置が変化する場合がありますので、計測前に真水でゼロ位置の誤差を確かめ、その値を計測値からプラスマイナスして、正しい塩分濃度を測定するようにしてください。(※異常値について 大阪湾の塩分濃度は高くても33‰程度です。また、自然の水でゼロになることは通常考えられません。)

pHは海底の水のみ測定してください。
pHでは水素イオンの濃度を測っています。本調査では、測定範囲がpH5.0〜9.5までの試薬を使っていますが、全体では1.0〜14.0まであり、7.0が中性です。7.0より低い場合は酸性、7.0より高い場合はアルカリ性であることを示しています。
通常、大阪湾(主に湾奥部)は赤潮状態であることが多く、赤潮を起こしているプランクトンの影響で8.0〜8.5程度(弱アルカリ)です。青潮発生時は硫化水素の影響で弱酸性を示す場合もあります。

(6)DOを測ろう 〜 ケメットDO計によるD0のはかり方 〜
DOは海底の水のみ測定してください。
DOでは溶存酸素量を測定しており、文字通り、水に溶けている酸素の量を測定しています。魚は溶存酸素が2.0ml/L以上ないと生きていけません。青潮発生時には、発生した硫化水素と酸素が反応して消費されてしまうため、DOが1.0以下となることもあります。
〈ケメットDO計〉
〈DOの測定方法〉

透明度計では光がどこまで届いているかを測定します。透明時計にPEライン(1mおきに目印があるもの)などをつなぎ、沈めてください。見えなくなった地点の水深を0.5m単位(1m未満は0.1m単位)で記入してください。
水産試験場などで行う詳細な水質調査では、30p程度の白い陶器の円盤(セッキ板)を沈めて測定します。私たちが使用する簡易透明度計と比較すると深くなればなるほど誤差が大きくなりますが、5mで簡易透明度計の方が0.2m深くまで見える程度の誤差です。(なお、透明度計には、網で円盤をはさんだもの(写真)と、H19-20年仕様の円盤に長いボルトを通したものの2種類があります。)
〈透明度計〉 〈透明度計の測定方法〉
測定器を沈めていく

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